税金ついでにもう一つ。
なんだか退職金にかかる税金を増やす話があるとかないとかあるとかあるとか。現行では退職金には退職金控除ってのが適用されて、退職金全額に対して所得税がかかるんじゃなくって控除後の金額のさらに1/2の金額に税金がかかってるらしい。その計算式は多分以下の通り。
勤続年数をAとした時、「A×40+（A-20）×70」万円分の控除が発生する。つまり勤続25年で退職金1500万だったとするとその控除額は25×40+5×70＝1350万ってワケ。なので課税対象額としては、1500-1350＝150のさらに1/2だから75万円？そんなもんなの？結構控除額大きいのね。
ってなことで、この控除額を下げようって魂胆らしい。×70を×40にするだけで結構な額になるよね。特に定年まで30年以上働いた人にとっては。
最近、国の方はようやく第二次ベビーブーム世代を喰わせる年金が足りないことについて本格的に考えなくてはならないことになったんじゃないかなって思うことがしばしば。気づいてたのに見ないふりしてたのが、目の前にきすぎて無視できなくなって来たんじゃないかなーとか。っていうか、そもそも破綻するのが見えてしまったとか・・・いや、何十年も前から破綻すると思ってたって言うか、少なくともやばい状況であると思ってなかったって言っちゃうともはや無能の誹りを免れないレベルじゃないかと思うんだけど。
ま、何にしろ第二次ベビーブーム世代を喰わせる金が無いんだから、だったらそいつらから毟り取れば良いじゃん的なのが端々に見え隠れしてる気がしてならんのです。いろいろ。
人口が減ってきて、特異点的に人口が多いこの世代を持て余してるのはまぁ、わからなくもないんだけど、なんか露骨すぎっていうかなんていうか、だからと言ってお前何か考えろって言われてももはやどうしようもないんだけど、せめてもっと前から何とかしてればっていうか、広報くらいしてればよかったのにとは思わなくもない。
まぁ、官僚が間違ってましたとか大っぴらに言える風土ならそもそもこういう事態にはなってない気がしないでもないんで、こうなることは誰にも止められなかったとは思うんですけど、それで諦めろ仕方ないじゃないかってのは国は口が裂けても言っちゃいかん事だと思う。
言っちゃいそうな議員ばかりな気がしないでもないところが、もはや救いようがない感じなんですけどね。
ところで、春先に調べてたイデコってやつ。ひとことで言うと取り崩せない貯金なんですが、現状60歳だったか65歳だったかになるまで、積み立ては出来ても引き落とすのは無理ってやつです。
感のいい人は解っちゃうかもしれんけど、社会人になりたての若い人がイデコに手を出すと、いくら投信が増やしてくれると言っても、張子の虎。今現金が無いとマジデタヒぬって場面でも満期になるまで30年以上手を出せない預金なんて、ただのゴミです。
ってことは、イデコのターゲットはそこまで切羽詰まってないし後10年そこそこなら投信に増やして貰っちゃおっかなー（ハート）って言える、50前後の、そう、第二次ベビーブームのあなたたちですよ。
イデコって、とにかくせこい手数料ビジネスを行政がやっていいのかよ？って思うくらいになんにでも手数料掛けるんだけど、一番のネックが満期になって引き落とすときに退職金扱いになるってことでした。
ってことは、退職控除が減らされると、シコシコ積み立てたイデコの預金も税金で持って行かれるってことになるんじゃないの？って思ってしまったら、目が冴えてね(；ﾟДﾟ)
さらに、退職と同時にイデコも満期に設定してしまうと、退職金が増えちゃって相対的に退職控除が目減りすることになる・・・上に、その控除も減らそうとかもうね。毟り取る気満々って感じにしか思えなくなって、もう。
これね、対処としては、税金揚がる前に仕事辞めてしまって退職金貰うってのが第一だと思うんだけど、そんなことできるわけねーだろｗｗって国が足元見てやろうとしてるようにしか思えない。
ていうわけで、まさか退職金に増税掛けるなんて思ってもみなかったって言うか情報不足してたもんでイデコにお金入れちゃったけど、やめます。ヤメ。そもそも堅めの投信ばかりでさらに社畜やってると積立の年額もたいしてないもんで、逐次の手数料と満期時の税金を差し引いたら10年やそこらでいくら増えるのかわからんなーってもんだったところに、増税の話なんて聞いたら、もしかしたら増税されてもアガリがあるのかもしれんけど、気分的には最悪。
一回入れた金は引き落とせなさそうだけど、これ以上入れないようには出来たはずなんで、ヤメです。ヤメ。
さっきも書いたけど、文句だけ言うのもアレなんでせめてヤメて抵抗します。
あーあ。なんかつまらんことばっかり書いてるなー。
そんじゃ。
